今日は『NHKドキュメンタリー 731部隊(後略)』と併せて参考にしてほしい読み物その2です。
前回は
・米国公文書図書館に残されていた文書の一部が番組でも取り上げられたらしいよ
・実験データの交換取引をしたとする証言を裏付ける資料の存在が日本でも報じられたことがあるよ
・再放送の際には併せて参考にしたいよね
という話でした。
今日はその米国公文書図書館の文書とIWGについて。
10万ページに及ぶ機密(だった)文書が公開されたのは2007年1月12日のことでした。(※1)
この機密解除にはいくつかの米国政府機関が関わっていますが、その中の一つがIWG(ナチス戦争犯罪と日本帝国政府の記録の各省庁作業班)です。
IWGは非公開文書の機密を解除したり、研究者向けに出版やPDFの提供も行っています。アメリカの諜報機関に関する書籍も2004年4月に出版しているんですね。
日本の戦争犯罪と生物兵器戦に関する資料も公開されています。
731部隊と第二次世界大戦における生物兵器の実験および攻撃に関する1400もの記録文書がまとめられていて、米国公文書図書館所蔵の約25点の資料も含まれているみたいです。
専門に研究している研究社向けの「戦争犯罪記録の研究」は.ZIPで→こちら
「入門エッセイ」はPDFで→こちら
Introductory Essaysはコレで本当に入門編なの?ってくらいの大容量。
なんと240ページあります。
マジか・・・。
表紙にびっくりしますので心して開いてください。
9章立てになっている本PDF。日本人軍医の日記を始め、歴史資料としての価値を提供しますが、最後は「日本における情報収集の教訓」で締めくくられます。
そこだけでもご自身で辞書を引いて読んでみられることをおすすめします。